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前回の記事では敢えて書きませんでしたが、年始早々から能登半島で巨大地震が起こるわ、羽田空港で航空機事故が起こるわと、2024年どうなるんだ!?とちょっと心配になったお正月休みでしたね。
わたくしは地震発生当時実家にいまして、震度3でしたがそれなりに揺れました。
緊急地震速報の通知と揺れが長かった事もあって、恐ろしさを感じましたね。
現地の方々が味わった恐怖はいかばかりかと思います。
一刻も早い復興をお祈りしております。
では本題に。
今回は前回から1年半以上もご無沙汰になってしまった、『Return of the Obra Dinn』のネタバレ考察です。
もし首を長くしてお待ちしていた方がいらっしゃいましたら、大変お待たせしてしまい申し訳ありません!
続きに納めますので、見る時は細心の注意を払ってくださいまし。
一度クリアしてからの閲覧を、強くお勧めします。
わたくしは地震発生当時実家にいまして、震度3でしたがそれなりに揺れました。
緊急地震速報の通知と揺れが長かった事もあって、恐ろしさを感じましたね。
現地の方々が味わった恐怖はいかばかりかと思います。
一刻も早い復興をお祈りしております。
では本題に。
今回は前回から1年半以上もご無沙汰になってしまった、『Return of the Obra Dinn』のネタバレ考察です。
もし首を長くしてお待ちしていた方がいらっしゃいましたら、大変お待たせしてしまい申し訳ありません!
続きに納めますので、見る時は細心の注意を払ってくださいまし。
一度クリアしてからの閲覧を、強くお勧めします。
うし、解禁!(`・ω・´)=3 フンスッ
目次はこちらー。
- ガッツリハマってしまったぁよ(ネタバレなしレポ)
- ネタバレレポの始まり
- オブラ・ディン号の足取り
- 全体の考察・残された謎
- 『メメント・モーテム』とヘンリー・エバンズ
- 『取引』とオブラ・ディン号の末路
- 貝殻を取り巻いたモノたち
- 損害査定書
- 考察サイトで拝見した興味深い説(ここから先次回以降)
- 小ネタ集
※更新したら、リンクを追加します。
また、書きたい事を思いついたら、随時項目を追加します。
なお、章の下にある見出しはその章の記事にだけ載せ、別の記事では畳みます。
4-4.損害査定書
ここまでの考察でも何度か用語として挙げてきましたが、具体的にどういうものかは説明してこなかったですね。なので、「損害査定書って何やねん?」と思ってる方に向けて取り上げます。
正式名称は、『オブラ・ディン号海難事故における損害査定書』。
主人公の保険調査官が所属している損害調査課が、オブラ・ディン号での調査結果を元に作成したものです。
ゲーム中では、船を降りた後に一度だけ読む事ができますね。
メメント・モーテムで拾い上げた乗客乗員の結末はもちろんの事、損害査定ですから船や貨物なども含めて、お金にまつわる情報が載っています。
印象的なのは、乗員乗客に関係するお金でしょうか。
具体的にはこちら。
- 本来航海が成功していれば受け取る筈だった、未払賃金
- 職務上の功績や勇敢な行動に支給される、報奨金
- 殺人、窃盗、反乱未遂といった犯罪行為に対する罰金
- 乗組員や船の放棄、職務不履行に対する罰金
犯罪行為だけは、それによる減額のみならず、未払賃金の支給そのものが無くなります。
ただし、殺人のみかつ報奨金に値する行為をしていた場合は相殺されるようです。
うーん、殺人や反乱に比べると、窃盗の方が罪軽い気がするんだが……海の上だからなのかな?
更に言うと、犯罪行為における金額は押し並べて同じという。
ただし、殺人に関しては殺めた人数分が乗算されます。
未払賃金は各職務ごとに異なっており、正しい回答だと見られない人もいるのですが、お金が発生しうる間違った回答をすれば確認する事ができます。
例えば、船長は自殺してしまったので遺産没収されてしまった訳ですが、これを誰も殺さずに事故とかで死んだと手記に残した場合、船長の未払賃金が見られるという。
ちなみに、120ポンドだそうです。
現在の価値にしておよそ840万円(1807年当時の1ポンドは、現代日本の価値に置き換えると約7~8万円くらい)……さすがトップの価格帯ですなぁ。
正しい査定で最高金額を叩き出したのは、三等航海士のマーティン・ペロット氏です。
未払賃金が70ポンドと高い事に加えて、著しく勇敢な行動&職務上の秀でた功績で+20ポンド上乗せされ、トータル90ポンドが相続人に支給されました。
逆に、一番の損失はオブラ・ディン号そのもの。
損害額20,000ポンド=約14億~16億円です……恐ろしいなぁ。
なお、細かい金額については他の考察サイトさんに譲ります。
間違いなくただの引用になるし、羅列するだけで記事が長くなっちゃいますんでね。
ちなみに、日本語版だとスコールに遭った場所が『太平洋』って書いてあるんですが、『大西洋』の誤りです。
いや……なんで、そんなどシンプルな間違いがスルーされたん……?
英語版ではちゃんと、Atlantic(大西洋)と書いてあるそうで。
いくら漢字が近しいからって、誤訳した上に見落とされてリリースされたのは、日本人として恥ずかしい……!
何気にびっくりするのが、乗客に対しても船を放棄したら罰金を科していた事。
殺人を犯した人間はまだ分かるんですが、逃げただけのジェーン・バード嬢もしっかり10ポンド相続人に請求されているんですよ。
しかも、一緒に逃げた医師のヘンリー・エバンズ氏と司厨手のデービー・ジェームズ氏は乗組員で未払賃金が発生しているので、エバンズ氏は差額分が支給、ジェームズ氏は賃金も10ポンドなので相殺されて請求なしです。
やべぇ、客しか損しないじゃん……客だろうと、一度船に乗った以上は船と運命を共にしろって言うのかしら。
恐ろしや、イギリス東インド会社。
これ、史実も同じなのかどうか調べたかったんですが、今のところそのものズバリが書かれた資料は見つかってません。
あと、職務不履行で罰金を喰らったのは、あのフィリップ・ダール氏だけです。
これは人魚を殺そうとしたからでしょうか。それとも、司厨手の仕事が出来ない状況を自ら作ったからなのか?
船の放棄はしてないものの、汚名である事に変わりはなく……命と引き換えに貝殻を取り出した功労が明らかになったのも、損害査定書が発行された1年後にエバンス氏から送られてきた猿の手のミイラを、メメント・モーテムで覗いた時が初めてでしたからねぇ。
また、乗客乗員の相続人がいなかった場合、支給すべきお金は年金基金なるところへ寄付。罰金の場合は会社の出費扱いになるようです。
正しい回答の範囲で相続人がいない事が明らかにされているのは、10名。
フォルモサとロシアは全滅でしたね……まー、フォルモサに関しては貝殻を持ち帰る計画が頓挫した事で、後見人が保身の為に切り捨てた説も無きにしも非ず。
最後のページには、記載内容の一切が事実に即する事を保証する主人公のサインが記されます。
つまり、主人公の名前が分かる……かと思いきや、しっかり英語かつメチャクチャ崩されているので、少なくともわたくしは読めません。
辛うじてイニシャルA.Gかな?というぐらい。
手記の序文に記されたエバンズ氏のサインを日本語にしてるんだから、それも日本語にしてくれて良かったような気がするんですが。
プレイヤーの我々に対して主人公の名前が分かると、都合が悪いのか?
ただ、一つだけ疑問は残る。
これを事実だとして提出されたイギリス東インド会社の上層部は、どういう反応をしたんだろうか?
人魚だの怪物だのと書かれている明らかに突拍子もない内容を、一発ですんなり受け入れたとは到底思えないんだが……
『何これ?デタラメ書いてないでちゃんと書き直して?』って言った人間は、絶対一人はいると思う。
あれがすんなり通ったんだったら、ああいう事が頻繁に起こっているとも解釈できて、むしろそっちの方が恐ろしいわい。
今回はここまで!
次回ですが、ちょっと構想を変えるかもしれません。
決まりましたら、更新のタイミングでお知らせします。
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