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年末年始は大型寒波が来るそうで、騒ぎになっていますね。
悩ましいのは、帰省するタイミングで雪が降るのかどうなのか。
既にスタッドレスタイヤにしているとはいえ、悪天候の中を運転するのは緊張感が半端ないですからね。
天気の状況如何によっては、早めに切り上げてこっちに戻る事も考えねばなるまい。
まー、わたくしの場合は実家との距離が近いので、好きな時に行き来できるのが強みです。
それはさておき。
今回は『アズールレーン』でございます。
現時点で実装済みのストーリーについて書くので、ネタバレされたくない方はUターンよろしく!
悩ましいのは、帰省するタイミングで雪が降るのかどうなのか。
既にスタッドレスタイヤにしているとはいえ、悪天候の中を運転するのは緊張感が半端ないですからね。
天気の状況如何によっては、早めに切り上げてこっちに戻る事も考えねばなるまい。
まー、わたくしの場合は実家との距離が近いので、好きな時に行き来できるのが強みです。
それはさておき。
今回は『アズールレーン』でございます。
現時点で実装済みのストーリーについて書くので、ネタバレされたくない方はUターンよろしく!
以前、『アズールレーン』のストーリー展開と主要な要素について綴ってきました。
<アズレン>ただの「再現」ではない!ストーリーを語る
あれから1年3ヶ月強、少しずつではありますが話が進みまして、それまで謎とされてきた部分も一部は明らかになってきました。
その前に、アズールレーンの公式Twitterのこちらの文章を、引用紹介。
2021/9/9の投稿です。
という訳で、『アズールレーン』の舞台は地球のように見えますが、正式に地球ではない事が表明されました!
公式がわざわざこう発言するという事は、どこぞの誰かがアズレンを政治的主張に利用したんでしょうね。
ただの一ゲーム設定にしか過ぎないというのに、余計な事を……
では本題に。
まずはこちらから行きましょうか。
そこで進化と淘汰を加速させて、『敵』に対抗しうるサンプルを生み出す事がセイレーンの目的である事は、以前にも書きました。
その『敵』がいる世界――つまり、セイレーンが作ったものではない世界を、わたくしは『現実世界』と呼んで区別しています。
で、その現実世界でどのような事が起こったのか、を断片的に知る資料が、先日公開されました。
セイレーン作戦の海域で収集し、暗号の解読が待たれるとしてしばらく読む事ができなかった記録たちが、ようやく読める状態に!
ざっくり紹介すると、こんな感じ。
北方連合で大昔に巨大な爆発が起きたのですが、しばらくしてその原因が隕石の落下によるものだという論文が発表されました。
その後の調査によって、その隕石に付着していた物質が地上の物質に溶け込んでいる事が研究者たちの間で判明し、
それを調べた結果、簡単で高効率かつクリーンなエネルギーを生み出す『エナジーキューブ』が誕生。
夢のエネルギーだとして、エナジーキューブは瞬く間に世界で使われていき、キューブによる技術革新も進んでいきますが、次第に平和の為という名目の下、軍事的な用途にも採用されていきます。
そんな中、エナジーキューブにはまだまだ未知の性質があるとして更なる研究に乗り出したのが、ユニオンのアンジュ博士。
密かに『微光』計画なるものが遂行され、その結果誕生したのが、我々がKAN-SENを建造する時に素材として使うあのメンタルキューブと、あのコードG。
『コードG』という名前は、ここで与えられたものだったのです。
言われてみれば確かに、『闇に堕ちた青き翼』の一場面でコードGに対し、『エンタープライズ』という名前を気に入っているか?と尋ねるシーンがありましたね。
コードG――KAN-SENの登場によって世界情勢は大きく動き、各陣営がメンタルキューブを使ってKAN-SENを生み出すようになります。
が、それに比例するかのように陣営間の衝突も増加し、陣営間をつなぐ存在が求められるようになる――
ここまでが明らかになっている出来事ですね。
で、これが記録の全てではありません。
実装当初は特殊情報⑧、⑨、⑪が抜けており、それぞれに6個の文書が入るので、残り18個存在する事が分かっています。
⑧と⑨は、『微光』計画によるコードGの性能実験から、コードGの存在が世界へ発表されるまでの間ですね。
この状況からして、更にストーリーの核心に迫る、何かが隠されている可能性が高い。
果たしていつ公開されるんだろうか……と思ってたら、つい最近のアップデートで追加されました!
全部が読めるようになったら、改めて綴ろうと思います。
というのも、記録の回収条件はかなりクセがありましてね。
で、既に12月中で揃うのは不可能だと判明しています(ストーリーを進めるに当たって、Ⅰよりも後の奇数番号の記録が出る海域を探索してしまったので)。
早くても来年1月でしょう。
ちなみに、何処に記録があるのかのヒントはゲーム上全く出ないので、攻略サイトに頼るしかありません。
率先して情報を教えてくれる指揮官(プレイヤー)さん、本当にありがとう。
あとここで特筆すべきは、北方連合とユニオンがエナジーキューブの研究からKAN-SENの軍事演習まで、ことごとく対立していた事。
さすがに表立って戦争を仕掛けるような記述は無かったのですが、お互いに相手陣営を敵視していた事は間違いなさそうです。
さしずめ、史実で言うところの冷戦でしょうか。
となると、まさか……コードGが北方連合を敵視しているの、これのせいか?
いや、結論を出すのはまだ早い。
この後、『計画』を遂行するきっかけになる『敵』が出現する筈ですから、そこで北方連合と何かがあった可能性もあります。
現に、『敵』の襲撃で人類が避難してきたのが、北方連合にある地下指揮本部ですからねぇ。
では、この『敵』とはそもそも何なのか?
未だにきちんとした素性は明らかになってません。
が、ぼんやりとした形ではあるものの、ストーリーには一度登場しました。
『刹那観る胡蝶の夢』における信濃さんの夢の1つで、現実世界の光景の一端が見えたんですよね。
夢という事で黒い何かだとしか分かってないのですが、どうやら言語を喋る何かではあるらしい。
その言語も、夢だからか何を喋っているのか全く分からない、完璧な伏字。
このタイミングで喋ってる内容を知られたら、マズい事でもあるんだろうか……?
実は彼女が、セイレーンたちの言っていた『創造主』です。
恐らく、KAN-SENを生み出した事からこの呼び方になったのでしょう。
これが明確になったのは、『暁射す氷華の嵐』にて。
北方連合の『秘密海域』へ指揮官が艦船たちと一緒に踏み込んだ時、回想シーンで初めて登場しました。
その姿はシルエットで、風貌からの雰囲気は一切窺い知れませんでしたが、口調からかなりフランクな性格っぽい事が分かりますね。
アンジュ博士の経歴は、ここ以外にもちらほらとストーリーに出ており、それらを組み合わせるとある程度輪郭が見えています。
分かってる事を箇条書きにすると、こんな感じ。
これを踏まえると、『開かれし紺碧の砂箱』でコードGがオブザーバー・零へ詰め寄ったあのシーンの意味が理解できます。
実はあの時、コードGは『審判者』の依頼でアンチエックスと同行していた為に、アンジュ博士の身に起きた事を知りませんでした。
恐らく後で彼女の死を知り、NYシティへ救援を出さなかった『審判者』の元へ乗り込んだのでしょう。
『余燼』が『計画』を邪魔している理由の1つは、これかもしれませんね。
アンジュ博士を失った事への後悔、そして『審判者』を筆頭としたアンチエックス、およびセイレーンに対する反発心があると思われます。
ただ、これだけなのか?という疑問はある。
他の大義みたいなものは無いとなった瞬間に、『余燼』のやってる事がただの復讐になってしまうんですよ。
つまり、何も生み出さない。
『計画』を完全に潰した後、どうするつもりなんだろうか……?
さて、『審判者』もアンジュ博士と同じタイミングで、正体が明らかになりました。
名前は、オースタ博士。アンチエックスを作り出した研究者と見られます。
ただし、何故『審判者』なのかはまだハッキリしていません。何を『審判』するんだろうか……?
そして、『計画』――『敵』に対抗しうる力を持つサンプルを生む――の立案、および実行者でもあります。
アンジュ博士の過去がある程度見えているのに対し、オースタ博士の方はほとんど情報なし。
どうやらアンジュ博士と同じくキューブの研究はしていたようですが、アンチエックスを作った経緯については今のところ分かっていません。
そして、アンジュ博士との大きな違いは、KAN-SENたちの扱い。
アンジュ博士はKAN-SENたちとも人と同じように接しているのに対し、オースタ博士はあくまでも人工知能・兵器と見なしている雰囲気です。
ただ、自分で生み出したアンチエックスには愛着持ってるっぽいんだよなぁ。差別だな。
『創造主』と『審判者』の正体が見えた今、分かった事もありますが、残っている謎もあります。
例えばこちら。
『闇に堕ちた青き翼』の回想で二人の人物が喋っていましたが、一人は『審判者』のオースタ博士で確定です。
もう一人は当初『創造主』かと思われたのですが、セリフからして明らかにアンジュ博士ではない。
オースタ博士が『敵』の襲撃で追い詰められていた状況なので、時間軸から考えても彼女が亡くなった後に起こった出来事の筈です。
では、この時オースタ博士と一緒にいた人物は誰なのか?
わたくしは、指揮官ではないかと踏んでいます。
というのも、指揮官が北方連合の『秘密海域』で見た光景で、彼がアンジュ博士やオースタ博士と会話するシーンが登場したのですよ。
また、『開かれし紺碧の砂箱』で、『お前との約束もここまでのようだ』というセリフがありました。
この時は背景が真っ暗だったので、シチュエーションが分からなかったのですが、その後『暁射す氷華の嵐』においてアンジュ博士とのシーンで、これが再度登場。
指揮官のセリフである事が分かりました。
これが事実であれば、指揮官は彼女と最後に会話した人間です。
コードGが指揮官を気に掛けているのは、それもあるのでしょう。
更に、1.で紹介した『闇に堕ちた青き翼』でコードGと会話した人物。
こちらも口調からして、アンジュ博士ではない。
まだあの事件が起こる前だと思われるのでオースタ博士の可能性も否定はできませんが、こちらも指揮官じゃなかろうかと。
『暁射す氷華の嵐』でオブザーバー・零とアビータが「再現」を密かに観測していた時、指揮官が時間軸を渡っているかのような事を口にしていました。
正確には、3回の消失と3回の再出現が起きたそうです。
となると、指揮官が今のアズールレーンの世界にいるのは、自らをデータとして投影させている可能性が考えられます。
他にも、指揮官はメンタルキューブとの感応現象があり、メンタルキューブ関連研究の第一人者、META化現象への解決法を提示してくれる、というオースタ博士のセリフが。
そして、指揮官が陣営を問わずKAN-SENを指揮できる理由の1つが、指揮官のメンタルキューブ適性である事が、三笠さんの口から明らかに。
ただのプレーヤーが憑依するだけの存在かと思いきや、話が進むにつれて只者ではない要素が次々と出てきてますねぇ。
状況からして、指揮官は元々『現実世界』の人間である事は間違いありません。
しかし、何故『現実世界』の記憶を持っていないのか?
なおかつ、アンチエックスが作り出した世界の1つに介入し、何を成し遂げようとしているのか?
果たして、『指揮官』の正体が明らかになるのはいつの日なのか……
当初、『余燼』がその全体を指すのかと思われましたが、『照らす螺旋の鏡海』において『余燼』が組織名であり、ヘレナMETAさんのように『余燼』に属していないMETA艦船もいる事が判明しました。
そもそも、『META』とは何なのか?
分かりやすく説明されたコンテンツは今のところ無いので、ちらほら登場している内容を羅列してみます。
で、実はこのMETA化に近い状態を、我々は2回見てきているんです。
1回目は、『黒鉄の楽章、誓いの海』にて。
ビスマルクさんがオブザーバーから貰った黒いメンタルキューブでロイヤル艦隊を攻撃した時、明らかに自我を失った状態に。
この時は、ビスマルクさんが自ら接続を断ち切った事で元に戻りました。
2回目は、『神穹を衝く聖歌』にて。
アルジェリーさんが黒いメンタルキューブを使い、これまた暴走。
その場にいた全てのKAN-SENたちが、聖堂を破壊する事で力の発動条件を消滅させ、アルジェリーさんはどうにか元に戻りました。
つまり、『黒いメンタルキューブ』がMETA化したメンタルキューブなのでしょう。
その証拠に、これまでに登場しているMETA艦船たちは、艤装や服装などに黒が多く取り入れられており、ダークな雰囲気が漂っていますね。
ただし、黒いメンタルキューブが『メタキューブ』なのか、META化の途中なのかはまだハッキリしていません。
アズールレーンの世界にもMETAの概念は存在しているらしく、オイゲンさんがグローセさんにMETAの事を尋ねてましたね。
まー、ビスマルクさんが最初にMETAに触れたであろう事を考えれば、不自然な話ではない。
ただし、黒いメンタルキューブがヴィシア(アイリス)に技術提供として渡った理由は、今のところ不明です。
あの時点でビスマルクさんはまだ健在だったので、META化のデメリットには気付いていない時でしょう。
そして、META化が進んで元の自我を完全に無くしてしまったらしいのが、蒼龍METAさん。
『暁射す氷華の嵐』で初登場しましたが、ここでは一言も喋る事なく転送装置で姿を消しました。
ヘレナMETAさんによれば、一度は助けられたものの、力に飲み込まれてあのようになってしまったとか。
ただし、前述の二人とちょっと違うのは、そこまで暴走してない。無秩序に攻撃している、あの感じがないのですよ。
なおかつ、鏡面海域の制御装置を入手するという、それなりの事をやってのけている。
指揮官を巻き込んだ謎もありますので、彼女については今後何らかの形で経歴が見える事を期待したいですね。
ちなみに、ヘレナMETAさんのセリフから推察するに、蒼龍METAさんは元々『余燼』にいたようです。
あの状態になってしまったので、匙を投げられたという感じでしょうか。
さて、『余燼』が『計画』を潰したがっている事はここまでに書きましたが、これまで何をしてきているのか、については地味に分かっていません。
大体分かっているのは、
こんなところでしょうか。
姿は見せているものの、こちらに対して自らの動向を窺わせる事は絶対してないのですよね。
大体、登場する時は量産型セイレーンを撃墜してるからな。
で、3番目についてはつい先日公開された、セイレーン作戦第5章のストーリーで答えが出ました。
これまでにアズールレーンの世界に生み出されている『特異点』、これを作ったのが『余燼』である事が、飛龍METAさんの口から明らかに。
バミューダに関しては、上層部が『特異点を艦船が生み出した』と命令の中で断言していましたが、それの裏付けが取れた事になります。
逆に、何故上層部はそれを知ってるんだ……?これは別の機会に語りましょう。
ただし、この『特異点』が最終的に何を引き起こすのかは、今のところハッキリしていません。
確かに、セイレーン作戦では特異点が生まれた事でセイレーンの勢いが衰え、最終的にはアビータが『余燼』を妨害する為に現れました。
が、嵐の内側に嵐があり、内部にはセイレーンや人類含めた多くの船の瓦礫が集まった、まさに墓場と呼ぶのが相応しい場所である『特異点』。
そんなところを生み出して、何をしようとしているのか?
恐らく最終的には『世界を救う』ところまで持っていくのでしょうが、これも具体的にどういう状態になるのかが不明。
オブザーバーの口調から揶揄しているようにも感じるので、文字通りの意味ではない可能性は非常に高いですね。
一方、今のところまだ情報量が少なすぎて目的がハッキリしないのが、ヘレナMETAさん。
指揮官の味方だと断言している彼女ですが、具体的な自分の立場については明言しておらず、指揮官から『ヘレナ?』と尋ねられた時は『違う』と答えています。
これはMETAだ(元のヘレナさんから変質した)から違うという意味なのか、別の意味があるのかは現状分からず。
ただ、その場にいた(アズールレーンの世界の)ヘレナさんに対しては、『私』と呼んでいるんですよね。
間違いないのは、彼女らがセイレーン(アンチエックス)側でもなければ余燼側でもない、第三勢力の立ち位置。
このセリフが特徴的です。
『過去の懺悔をし続ける余燼、過去の使命にしがみつくセイレーン、過去に縛られ続けてきた私たち。指揮官は違う』
正直、これが何を意味するのかは、今は分かりません。
余燼の『過去の懺悔』というのは、恐らくアンジュ博士を一人で死なせてしまった事を指すのでは。
セイレーンの方は、うーん……ここまでの経緯を見る限りでは、未来の為に行動しているように見えるんだが、実際はそうじゃないのかな?
いずれは一本の線でつながるのでしょう。
また、ヘレナMETAさんとヨークタウンMETAさんとの会話で、二人はお互いの過去を詮索しない条件で同行しているようです。
ん?同じユニオン艦船なのに、過去を知らない?
で、これまたセイレーン作戦第5章のストーリーで、この答えになり得る情報が明らかになりました。
アーク・ロイヤルMETAさんが『余燼』に入る前のエピソードが流れたのですが、コードGを見て動揺していました。
というのも、アーク・ロイヤルMETAさんにとって『エンタープライズ』は既に倒れていたから。
つまり、コードGとアーク・ロイヤルMETAさんは、同じ世界線の存在ではないのです。
アーク・ロイヤルMETAさんがいたのは、『アーク・ロイヤルMETAさんだけが生き残った世界』。
それを、コードGは『セイレーンによる枝の切り取り』だと称していました。
改めておさらいですが、『アズールレーン』の世界はアンチエックスが『計画』によって生み出した、数多の世界のうちの1つです。
現実世界を幹だとするならば、数多の世界は枝に例える事ができますね。
そして、観察しているセイレーンがその『枝』を切ったという事は、そこでは『敵』に対抗しうるサンプルが生み出せない、と判断した事になります。
アーク・ロイヤルMETAさんが遭遇した余りにもやるせない悲劇は、その一種の結末なのでしょう。
これを踏まえると、他のMETA艦船たちも元々はそれぞれの『枝』で生き残った存在である可能性が高まりました。
『余燼』もお互いの過去を詮索しない事を決まりにしているようなので、その前提であれば納得がいきます。
だとすると……META艦船の数だけ、『計画』が失敗した世界があったという事になりますね。
そして更に言うと、META艦船は『敵に対抗しうるサンプル』ではない位置づけのようです。
もしMETA化がそうだとするならば、とっくの昔にサンプルは生まれていて、『計画』を続ける必要がなくなるから。
となると、セイレーンが待っているのはMETA化を上回る変質だという事になりますが、そんな事が起こり得るのだろうか……?
ただし、ヘレナMETAさんだけは、コードGと同じ世界軸の存在である可能性が非常に高い。
何故ならヘレナMETAさんは、アンジュ博士とオースタ博士の名前を口にしていたからです。
これまでの状況から推察するに、『枝』には二人の存在を匂わせる要素がありません。
だからこそ、指揮官が『秘密海域』でアンジュ博士やオースタ博士と相対した時、(前述の記憶喪失を抜きにして)近しい存在を思い浮かべる事すらありませんでした。
なので、ヘレナMETAさんは『現実世界』の艦船だとほぼ確定できます。
そして、そうであるからこそ『余燼』を嫌悪しているのだろうと思われるのです。
コードGが何をしようとしているか知っており、それが彼女にとって到底認めないやり方なのか。
それとも、『余燼』がやろうとしている事で何かしらの巻き添えを喰らい、望まない形で今に至っているのか。
何にしても、コードGとは違う方法でどうにかしようと行動しているのではないでしょうか。
いずれ、ヘレナMETAさんとは何処かで再会する事になるでしょう。
その時に何が明らかになるのか、座して待つしかないですね。
今度のメンテナンスから公開される新しい大型海域イベント『遡望せし虹彩の塔』、ここでは鉄血陣営が『特異点』へ突入する話が展開されるようです。
そして、イベントの表紙を飾るイラストに、現在のセイレーン作戦で入手できるグナイゼナウMETAさんの姿が。
これは間違いなく、何かしらの絡みがあるでしょう。
その時、追加で明らかになる事はあるのか……?
期待して臨みたいと思います。
今回はここまで!
前回語った時と比べると格段に話は進みましたが、まだまだ謎だらけ。
正直、META艦船が全員現実世界のKAN-SENだと思っていたところから、『枝の切り取り』が明らかになった時の興奮たるや。
地味に発想力のトレーニングにもなるので、意表を突く展開は今後もお待ちしておりますよ。
果たして、物語の全貌が明らかになるのは何年後なんだろうか……?
<アズレン>ただの「再現」ではない!ストーリーを語る
あれから1年3ヶ月強、少しずつではありますが話が進みまして、それまで謎とされてきた部分も一部は明らかになってきました。
その前に、アズールレーンの公式Twitterのこちらの文章を、引用紹介。
2021/9/9の投稿です。
【重要】
『アズールレーン』におけるキャラ、舞台設定、背景設定は、「地球」とは関係なく、実在の組織や個人、特定の政治的主張とは一切関係ございません。
どのような形であれ、公式コンテンツを特定の政治的主張に結びつけるような利用については、厳禁とさせていただきます。
という訳で、『アズールレーン』の舞台は地球のように見えますが、正式に地球ではない事が表明されました!
公式がわざわざこう発言するという事は、どこぞの誰かがアズレンを政治的主張に利用したんでしょうね。
ただの一ゲーム設定にしか過ぎないというのに、余計な事を……
では本題に。
まずはこちらから行きましょうか。
1.『現実世界』の出来事
『アズールレーン』の世界は、セイレーン(というよりはアンチエックスなんでしょうな)が作った数多の世界のうちの1つでしかありません。そこで進化と淘汰を加速させて、『敵』に対抗しうるサンプルを生み出す事がセイレーンの目的である事は、以前にも書きました。
その『敵』がいる世界――つまり、セイレーンが作ったものではない世界を、わたくしは『現実世界』と呼んで区別しています。
で、その現実世界でどのような事が起こったのか、を断片的に知る資料が、先日公開されました。
セイレーン作戦の海域で収集し、暗号の解読が待たれるとしてしばらく読む事ができなかった記録たちが、ようやく読める状態に!
ざっくり紹介すると、こんな感じ。
北方連合で大昔に巨大な爆発が起きたのですが、しばらくしてその原因が隕石の落下によるものだという論文が発表されました。
その後の調査によって、その隕石に付着していた物質が地上の物質に溶け込んでいる事が研究者たちの間で判明し、
それを調べた結果、簡単で高効率かつクリーンなエネルギーを生み出す『エナジーキューブ』が誕生。
夢のエネルギーだとして、エナジーキューブは瞬く間に世界で使われていき、キューブによる技術革新も進んでいきますが、次第に平和の為という名目の下、軍事的な用途にも採用されていきます。
そんな中、エナジーキューブにはまだまだ未知の性質があるとして更なる研究に乗り出したのが、ユニオンのアンジュ博士。
密かに『微光』計画なるものが遂行され、その結果誕生したのが、我々がKAN-SENを建造する時に素材として使うあのメンタルキューブと、あのコードG。
『コードG』という名前は、ここで与えられたものだったのです。
言われてみれば確かに、『闇に堕ちた青き翼』の一場面でコードGに対し、『エンタープライズ』という名前を気に入っているか?と尋ねるシーンがありましたね。
コードG――KAN-SENの登場によって世界情勢は大きく動き、各陣営がメンタルキューブを使ってKAN-SENを生み出すようになります。
が、それに比例するかのように陣営間の衝突も増加し、陣営間をつなぐ存在が求められるようになる――
ここまでが明らかになっている出来事ですね。
で、これが記録の全てではありません。
実装当初は特殊情報⑧、⑨、⑪が抜けており、それぞれに6個の文書が入るので、残り18個存在する事が分かっています。
⑧と⑨は、『微光』計画によるコードGの性能実験から、コードGの存在が世界へ発表されるまでの間ですね。
この状況からして、更にストーリーの核心に迫る、何かが隠されている可能性が高い。
果たしていつ公開されるんだろうか……と思ってたら、つい最近のアップデートで追加されました!
全部が読めるようになったら、改めて綴ろうと思います。
というのも、記録の回収条件はかなりクセがありましてね。
- それぞれの記録Ⅰ(⑧、⑨、⑪それぞれの1番目)を全て回収しないと記録Ⅱが出ない
- 奇数番号は、記録のある海域が未探索の状態じゃないと出ない
- 偶数番号は確率で出るので、出るまでその海域に侵入しないといけない
で、既に12月中で揃うのは不可能だと判明しています(ストーリーを進めるに当たって、Ⅰよりも後の奇数番号の記録が出る海域を探索してしまったので)。
早くても来年1月でしょう。
ちなみに、何処に記録があるのかのヒントはゲーム上全く出ないので、攻略サイトに頼るしかありません。
率先して情報を教えてくれる指揮官(プレイヤー)さん、本当にありがとう。
あとここで特筆すべきは、北方連合とユニオンがエナジーキューブの研究からKAN-SENの軍事演習まで、ことごとく対立していた事。
さすがに表立って戦争を仕掛けるような記述は無かったのですが、お互いに相手陣営を敵視していた事は間違いなさそうです。
さしずめ、史実で言うところの冷戦でしょうか。
となると、まさか……コードGが北方連合を敵視しているの、これのせいか?
いや、結論を出すのはまだ早い。
この後、『計画』を遂行するきっかけになる『敵』が出現する筈ですから、そこで北方連合と何かがあった可能性もあります。
現に、『敵』の襲撃で人類が避難してきたのが、北方連合にある地下指揮本部ですからねぇ。
では、この『敵』とはそもそも何なのか?
未だにきちんとした素性は明らかになってません。
が、ぼんやりとした形ではあるものの、ストーリーには一度登場しました。
『刹那観る胡蝶の夢』における信濃さんの夢の1つで、現実世界の光景の一端が見えたんですよね。
夢という事で黒い何かだとしか分かってないのですが、どうやら言語を喋る何かではあるらしい。
その言語も、夢だからか何を喋っているのか全く分からない、完璧な伏字。
このタイミングで喋ってる内容を知られたら、マズい事でもあるんだろうか……?
2.『創造主』と『審判者』と『指揮官』
話は少し戻りまして、先程メンタルキューブとコードGを生み出したきっかけとして紹介した、アンジュ博士。実は彼女が、セイレーンたちの言っていた『創造主』です。
恐らく、KAN-SENを生み出した事からこの呼び方になったのでしょう。
これが明確になったのは、『暁射す氷華の嵐』にて。
北方連合の『秘密海域』へ指揮官が艦船たちと一緒に踏み込んだ時、回想シーンで初めて登場しました。
その姿はシルエットで、風貌からの雰囲気は一切窺い知れませんでしたが、口調からかなりフランクな性格っぽい事が分かりますね。
アンジュ博士の経歴は、ここ以外にもちらほらとストーリーに出ており、それらを組み合わせるとある程度輪郭が見えています。
分かってる事を箇条書きにすると、こんな感じ。
- メンタルキューブと艦船を生み出した
- KAN-SENの関わる事件があり、責任を取るような形で一旦投獄された(恐らくMETA化による暴走?)
- 『敵』を引き付ける囮役を引き受け、単身でNYシティへ乗り込んだ
- そのまま『敵』の襲撃によって死亡した模様
これを踏まえると、『開かれし紺碧の砂箱』でコードGがオブザーバー・零へ詰め寄ったあのシーンの意味が理解できます。
実はあの時、コードGは『審判者』の依頼でアンチエックスと同行していた為に、アンジュ博士の身に起きた事を知りませんでした。
恐らく後で彼女の死を知り、NYシティへ救援を出さなかった『審判者』の元へ乗り込んだのでしょう。
『余燼』が『計画』を邪魔している理由の1つは、これかもしれませんね。
アンジュ博士を失った事への後悔、そして『審判者』を筆頭としたアンチエックス、およびセイレーンに対する反発心があると思われます。
ただ、これだけなのか?という疑問はある。
他の大義みたいなものは無いとなった瞬間に、『余燼』のやってる事がただの復讐になってしまうんですよ。
つまり、何も生み出さない。
『計画』を完全に潰した後、どうするつもりなんだろうか……?
さて、『審判者』もアンジュ博士と同じタイミングで、正体が明らかになりました。
名前は、オースタ博士。アンチエックスを作り出した研究者と見られます。
ただし、何故『審判者』なのかはまだハッキリしていません。何を『審判』するんだろうか……?
そして、『計画』――『敵』に対抗しうる力を持つサンプルを生む――の立案、および実行者でもあります。
アンジュ博士の過去がある程度見えているのに対し、オースタ博士の方はほとんど情報なし。
どうやらアンジュ博士と同じくキューブの研究はしていたようですが、アンチエックスを作った経緯については今のところ分かっていません。
そして、アンジュ博士との大きな違いは、KAN-SENたちの扱い。
アンジュ博士はKAN-SENたちとも人と同じように接しているのに対し、オースタ博士はあくまでも人工知能・兵器と見なしている雰囲気です。
ただ、自分で生み出したアンチエックスには愛着持ってるっぽいんだよなぁ。差別だな。
『創造主』と『審判者』の正体が見えた今、分かった事もありますが、残っている謎もあります。
例えばこちら。
『闇に堕ちた青き翼』の回想で二人の人物が喋っていましたが、一人は『審判者』のオースタ博士で確定です。
もう一人は当初『創造主』かと思われたのですが、セリフからして明らかにアンジュ博士ではない。
オースタ博士が『敵』の襲撃で追い詰められていた状況なので、時間軸から考えても彼女が亡くなった後に起こった出来事の筈です。
では、この時オースタ博士と一緒にいた人物は誰なのか?
わたくしは、指揮官ではないかと踏んでいます。
というのも、指揮官が北方連合の『秘密海域』で見た光景で、彼がアンジュ博士やオースタ博士と会話するシーンが登場したのですよ。
また、『開かれし紺碧の砂箱』で、『お前との約束もここまでのようだ』というセリフがありました。
この時は背景が真っ暗だったので、シチュエーションが分からなかったのですが、その後『暁射す氷華の嵐』においてアンジュ博士とのシーンで、これが再度登場。
指揮官のセリフである事が分かりました。
これが事実であれば、指揮官は彼女と最後に会話した人間です。
コードGが指揮官を気に掛けているのは、それもあるのでしょう。
更に、1.で紹介した『闇に堕ちた青き翼』でコードGと会話した人物。
こちらも口調からして、アンジュ博士ではない。
まだあの事件が起こる前だと思われるのでオースタ博士の可能性も否定はできませんが、こちらも指揮官じゃなかろうかと。
『暁射す氷華の嵐』でオブザーバー・零とアビータが「再現」を密かに観測していた時、指揮官が時間軸を渡っているかのような事を口にしていました。
正確には、3回の消失と3回の再出現が起きたそうです。
となると、指揮官が今のアズールレーンの世界にいるのは、自らをデータとして投影させている可能性が考えられます。
他にも、指揮官はメンタルキューブとの感応現象があり、メンタルキューブ関連研究の第一人者、META化現象への解決法を提示してくれる、というオースタ博士のセリフが。
そして、指揮官が陣営を問わずKAN-SENを指揮できる理由の1つが、指揮官のメンタルキューブ適性である事が、三笠さんの口から明らかに。
ただのプレーヤーが憑依するだけの存在かと思いきや、話が進むにつれて只者ではない要素が次々と出てきてますねぇ。
状況からして、指揮官は元々『現実世界』の人間である事は間違いありません。
しかし、何故『現実世界』の記憶を持っていないのか?
なおかつ、アンチエックスが作り出した世界の1つに介入し、何を成し遂げようとしているのか?
果たして、『指揮官』の正体が明らかになるのはいつの日なのか……
3.META艦船と『余燼』
コードGを始めとして、これまでに何隻か登場しているMETA艦船。当初、『余燼』がその全体を指すのかと思われましたが、『照らす螺旋の鏡海』において『余燼』が組織名であり、ヘレナMETAさんのように『余燼』に属していないMETA艦船もいる事が判明しました。
そもそも、『META』とは何なのか?
分かりやすく説明されたコンテンツは今のところ無いので、ちらほら登場している内容を羅列してみます。
- 性質にして、変化の過程とその結果を指す総称
- 変化の過程=META化
- META化したメンタルキューブでKAN-SENが構築されるケース(先天的META化)と、KAN-SENのリュウコツがMETA化するケース(後天的META化)がある
- 先天的なMETA化は不可逆、つまり元には戻らない
- 後天的なMETA化は、ある程度操作が可能らしい
- メンタルキューブのMETA化が進むと、最終的には『メタキューブ』になる
- META化が進み過ぎると、元々のKAN-SENとしての自我を失うらしい。最終的にどうなるかは、現状不明
- ヘレナMETAさん曰く、メンタルキューブに封印されている禁断の力にして、呪い
で、実はこのMETA化に近い状態を、我々は2回見てきているんです。
1回目は、『黒鉄の楽章、誓いの海』にて。
ビスマルクさんがオブザーバーから貰った黒いメンタルキューブでロイヤル艦隊を攻撃した時、明らかに自我を失った状態に。
この時は、ビスマルクさんが自ら接続を断ち切った事で元に戻りました。
2回目は、『神穹を衝く聖歌』にて。
アルジェリーさんが黒いメンタルキューブを使い、これまた暴走。
その場にいた全てのKAN-SENたちが、聖堂を破壊する事で力の発動条件を消滅させ、アルジェリーさんはどうにか元に戻りました。
つまり、『黒いメンタルキューブ』がMETA化したメンタルキューブなのでしょう。
その証拠に、これまでに登場しているMETA艦船たちは、艤装や服装などに黒が多く取り入れられており、ダークな雰囲気が漂っていますね。
ただし、黒いメンタルキューブが『メタキューブ』なのか、META化の途中なのかはまだハッキリしていません。
アズールレーンの世界にもMETAの概念は存在しているらしく、オイゲンさんがグローセさんにMETAの事を尋ねてましたね。
まー、ビスマルクさんが最初にMETAに触れたであろう事を考えれば、不自然な話ではない。
ただし、黒いメンタルキューブがヴィシア(アイリス)に技術提供として渡った理由は、今のところ不明です。
あの時点でビスマルクさんはまだ健在だったので、META化のデメリットには気付いていない時でしょう。
そして、META化が進んで元の自我を完全に無くしてしまったらしいのが、蒼龍METAさん。
『暁射す氷華の嵐』で初登場しましたが、ここでは一言も喋る事なく転送装置で姿を消しました。
ヘレナMETAさんによれば、一度は助けられたものの、力に飲み込まれてあのようになってしまったとか。
ただし、前述の二人とちょっと違うのは、そこまで暴走してない。無秩序に攻撃している、あの感じがないのですよ。
なおかつ、鏡面海域の制御装置を入手するという、それなりの事をやってのけている。
指揮官を巻き込んだ謎もありますので、彼女については今後何らかの形で経歴が見える事を期待したいですね。
ちなみに、ヘレナMETAさんのセリフから推察するに、蒼龍METAさんは元々『余燼』にいたようです。
あの状態になってしまったので、匙を投げられたという感じでしょうか。
さて、『余燼』が『計画』を潰したがっている事はここまでに書きましたが、これまで何をしてきているのか、については地味に分かっていません。
大体分かっているのは、
- 『闇に堕ちた青き翼』でユニオンの救援信号を出した理由は、指揮官の正体を知りたかったから。
- 『翳りし満ちる影の華』で『ワタツミ』を破壊しようとしたのは、かつて『ワタツミ』に苦しめられる悲劇を味わったから。
- 『開かれし紺碧の砂箱』では、バミューダで何かをした。
こんなところでしょうか。
姿は見せているものの、こちらに対して自らの動向を窺わせる事は絶対してないのですよね。
大体、登場する時は量産型セイレーンを撃墜してるからな。
で、3番目についてはつい先日公開された、セイレーン作戦第5章のストーリーで答えが出ました。
これまでにアズールレーンの世界に生み出されている『特異点』、これを作ったのが『余燼』である事が、飛龍METAさんの口から明らかに。
バミューダに関しては、上層部が『特異点を艦船が生み出した』と命令の中で断言していましたが、それの裏付けが取れた事になります。
逆に、何故上層部はそれを知ってるんだ……?これは別の機会に語りましょう。
ただし、この『特異点』が最終的に何を引き起こすのかは、今のところハッキリしていません。
確かに、セイレーン作戦では特異点が生まれた事でセイレーンの勢いが衰え、最終的にはアビータが『余燼』を妨害する為に現れました。
が、嵐の内側に嵐があり、内部にはセイレーンや人類含めた多くの船の瓦礫が集まった、まさに墓場と呼ぶのが相応しい場所である『特異点』。
そんなところを生み出して、何をしようとしているのか?
恐らく最終的には『世界を救う』ところまで持っていくのでしょうが、これも具体的にどういう状態になるのかが不明。
オブザーバーの口調から揶揄しているようにも感じるので、文字通りの意味ではない可能性は非常に高いですね。
一方、今のところまだ情報量が少なすぎて目的がハッキリしないのが、ヘレナMETAさん。
指揮官の味方だと断言している彼女ですが、具体的な自分の立場については明言しておらず、指揮官から『ヘレナ?』と尋ねられた時は『違う』と答えています。
これはMETAだ(元のヘレナさんから変質した)から違うという意味なのか、別の意味があるのかは現状分からず。
ただ、その場にいた(アズールレーンの世界の)ヘレナさんに対しては、『私』と呼んでいるんですよね。
間違いないのは、彼女らがセイレーン(アンチエックス)側でもなければ余燼側でもない、第三勢力の立ち位置。
このセリフが特徴的です。
『過去の懺悔をし続ける余燼、過去の使命にしがみつくセイレーン、過去に縛られ続けてきた私たち。指揮官は違う』
正直、これが何を意味するのかは、今は分かりません。
余燼の『過去の懺悔』というのは、恐らくアンジュ博士を一人で死なせてしまった事を指すのでは。
セイレーンの方は、うーん……ここまでの経緯を見る限りでは、未来の為に行動しているように見えるんだが、実際はそうじゃないのかな?
いずれは一本の線でつながるのでしょう。
また、ヘレナMETAさんとヨークタウンMETAさんとの会話で、二人はお互いの過去を詮索しない条件で同行しているようです。
ん?同じユニオン艦船なのに、過去を知らない?
で、これまたセイレーン作戦第5章のストーリーで、この答えになり得る情報が明らかになりました。
アーク・ロイヤルMETAさんが『余燼』に入る前のエピソードが流れたのですが、コードGを見て動揺していました。
というのも、アーク・ロイヤルMETAさんにとって『エンタープライズ』は既に倒れていたから。
つまり、コードGとアーク・ロイヤルMETAさんは、同じ世界線の存在ではないのです。
アーク・ロイヤルMETAさんがいたのは、『アーク・ロイヤルMETAさんだけが生き残った世界』。
それを、コードGは『セイレーンによる枝の切り取り』だと称していました。
改めておさらいですが、『アズールレーン』の世界はアンチエックスが『計画』によって生み出した、数多の世界のうちの1つです。
現実世界を幹だとするならば、数多の世界は枝に例える事ができますね。
そして、観察しているセイレーンがその『枝』を切ったという事は、そこでは『敵』に対抗しうるサンプルが生み出せない、と判断した事になります。
アーク・ロイヤルMETAさんが遭遇した余りにもやるせない悲劇は、その一種の結末なのでしょう。
これを踏まえると、他のMETA艦船たちも元々はそれぞれの『枝』で生き残った存在である可能性が高まりました。
『余燼』もお互いの過去を詮索しない事を決まりにしているようなので、その前提であれば納得がいきます。
だとすると……META艦船の数だけ、『計画』が失敗した世界があったという事になりますね。
そして更に言うと、META艦船は『敵に対抗しうるサンプル』ではない位置づけのようです。
もしMETA化がそうだとするならば、とっくの昔にサンプルは生まれていて、『計画』を続ける必要がなくなるから。
となると、セイレーンが待っているのはMETA化を上回る変質だという事になりますが、そんな事が起こり得るのだろうか……?
ただし、ヘレナMETAさんだけは、コードGと同じ世界軸の存在である可能性が非常に高い。
何故ならヘレナMETAさんは、アンジュ博士とオースタ博士の名前を口にしていたからです。
これまでの状況から推察するに、『枝』には二人の存在を匂わせる要素がありません。
だからこそ、指揮官が『秘密海域』でアンジュ博士やオースタ博士と相対した時、(前述の記憶喪失を抜きにして)近しい存在を思い浮かべる事すらありませんでした。
なので、ヘレナMETAさんは『現実世界』の艦船だとほぼ確定できます。
そして、そうであるからこそ『余燼』を嫌悪しているのだろうと思われるのです。
コードGが何をしようとしているか知っており、それが彼女にとって到底認めないやり方なのか。
それとも、『余燼』がやろうとしている事で何かしらの巻き添えを喰らい、望まない形で今に至っているのか。
何にしても、コードGとは違う方法でどうにかしようと行動しているのではないでしょうか。
いずれ、ヘレナMETAさんとは何処かで再会する事になるでしょう。
その時に何が明らかになるのか、座して待つしかないですね。
今度のメンテナンスから公開される新しい大型海域イベント『遡望せし虹彩の塔』、ここでは鉄血陣営が『特異点』へ突入する話が展開されるようです。
そして、イベントの表紙を飾るイラストに、現在のセイレーン作戦で入手できるグナイゼナウMETAさんの姿が。
これは間違いなく、何かしらの絡みがあるでしょう。
その時、追加で明らかになる事はあるのか……?
期待して臨みたいと思います。
今回はここまで!
前回語った時と比べると格段に話は進みましたが、まだまだ謎だらけ。
正直、META艦船が全員現実世界のKAN-SENだと思っていたところから、『枝の切り取り』が明らかになった時の興奮たるや。
地味に発想力のトレーニングにもなるので、意表を突く展開は今後もお待ちしておりますよ。
果たして、物語の全貌が明らかになるのは何年後なんだろうか……?
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