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今日から4連休~!
まったりしながら、やりたい事をやる4日間にしたいなーと思っています。
果たして、4日間が終わった時にはどうなっているんだろうか……(大体休みが終わった事を惜しみがち)
それはさておき。
今回は久し振りになりました、『Return of the Obra Dinn』ネタバレレポ!
第9章の内容がメインです。
続きに納めますので、見る時は細心の注意を払ってくださいまし。
一度クリアしてからの閲覧を、強くお勧めします。
まったりしながら、やりたい事をやる4日間にしたいなーと思っています。
果たして、4日間が終わった時にはどうなっているんだろうか……(大体休みが終わった事を惜しみがち)
それはさておき。
今回は久し振りになりました、『Return of the Obra Dinn』ネタバレレポ!
第9章の内容がメインです。
続きに納めますので、見る時は細心の注意を払ってくださいまし。
一度クリアしてからの閲覧を、強くお勧めします。
うし、解禁!(`・ω・´)=3 フンスッ
目次はこちらー。
- ガッツリハマってしまったぁよ(ネタバレなしレポ)
- ネタバレレポの始まり
- オブラ・ディン号の足取り
- 全体の考察・残された謎
- 『メメント・モーテム』とヘンリー・エバンズ
- 『取引』とオブラ・ディン号の末路
- 貝殻を取り巻いたモノたち
- 損害査定書
- 考察サイトで拝見した興味深い説
- 小ネタ集
※更新したら、リンクを追加します。
また、書きたい事を思いついたら、随時項目を追加します。
なお、章の下にある見出しはその章の記事にだけ載せ、別の記事では畳みます。
第9章 脱出
①ストーリー
クラーケンが嵐と共に去り、オブラ・ディン号には平穏が戻りました。
しかし、怪物たちの襲来は船内に禍根を残す事になります。
甲板長のアルフレッド・クレスティル氏は、クラーケンに左腕をもぎ取られてしまい、オーラス・ヴィアテル氏とジョン・デービーズ氏に抱えられて船尾に運び込まれますが、彼らから助手の死を聞かされた後、そのまま絶命します。
一方、一等航海士付き司厨手のポール・モス氏と四等航海士付き司厨手のデービー・ジェームズ氏、船医のヘンリー・エバンズ氏、そして乗客のエミリー・ジャクソンさんとジェーン・バード嬢は、唯一残っていた救命ボートでオブラ・ディン号からの脱出を図ります。
しかし、それを檣楼員のレオニード・ボルコフ氏が阻止しようと襲撃。
その場に居合わせた船長はそのまま行かせるように言いますが、ボルコフ氏は全く聞き入れる素振りなし。
迎え撃ったモス氏が、剣に刺されて死にます。
ボルコフ氏はその後、ボートに乗り込もうとしたのか、今度は自分が銃に撃たれて返り討ちにされました。
狙撃したのは、何とエミリーさん。
クリスティル氏の遺体の場所に戻り、船長への不信感を募らせたヴィアテル氏は、その場にいたデービーズ氏に反乱計画を告げます。
しかし、それをこっそり聞いていた士官候補生のトーマス・ランケ氏が、声を張り上げて反乱を船内に知らせます。
激昂したヴィアテル氏はランケ氏にナイフで切り掛かり、背中にナイフを刺した上に腰に下げていた拳銃を発砲しようとします。
が、まだ冷静だったデービーズ氏が、ヴィアテル氏を制止しようとして揉み合いに。
次の瞬間引き金が引かれ、ヴィアテル氏の頭が吹っ飛んでしまいました。
銃声を聞いて他の船員が駆け付け、いち早く現場に乗り込んだ甲板員のヘンリー・ブレナン氏が、デービーズ氏の頭を棒で殴り付けます。
そして、自分の部屋に逃げ込んだランケ氏は、一等航海士のウィリアム・ホスカット氏に介抱されます。
が、第7章で助けられなかったピーター・ミルロイ氏を助けようとした事を、彼の母親に伝えて欲しいと遺言を残し、息を引き取ってしまいました。
ここで失踪者扱いとなったのは、無事救命ボートで脱出を果たした4名。
脱出後モロッコへ漂着し、そのまま現地で生活しているようです。
②謎解き
実はゲームの進行順番だと、ここが明らかになるのは3番目という。
第10章から第7章へ飛んだ後、砲列甲板へ入れるようになったタイミングで、室内に残っていたランケ氏の骨から顛末を見届ける事になります。
まず、身元特定で一番簡単なのはクレスティル氏。
助手を『フランス野郎』と呼んだ事で、フランス人の助手を持つ人物を探せばすんなり決まります。
次はポール・モス氏でしょうか。
エミリーさんが名前を呼んだ事から、その名前の人物がその場にいる事ははっきりしているものの、ゲームで最初にこのシーンに接触したタイミングだと、刺された方なのか刺した方なのかが分かりにくい。
合わせて『やめて!』と言ってましたが、迎え撃つのを止めろという意味なのか、襲撃するのを止めろという意味なのか、どっちでも通じるなだけに決め手が薄いのですよ。
司厨手の服を把握できれば、後は早いでしょう。
その他はこんな感じ。
- デービーズ氏→スケッチの帽子から航海士っぽい。
- ヴィアテル氏→ネタバレレポの特定に苦戦した人物で取り上げたので、割愛。
- ランケ氏→他の船員と比べると若い&士官候補生の服装が分かれば。ハーシュティク氏とミルロイ氏は名前が出るので、残った士官候補生が彼。
- ボルコフ氏→最後のロシア人。第6章ー1でマストを畳んでいたので、職業の檣楼員は特定可。
- エバンズ氏→医療に関わる現場には必ずいたので、惑わされなければ船医だと確定できるのでは。
- ジェームズ氏→消去法に近いが、スケッチでデービーズ氏と一緒にいた事と、怪物が襲撃した時にデービーズ氏の後ろに隠れていた事が決定打かな。
- ジェーン・バード嬢→『嬢』という表現が馴染み薄いのだが、あれは未婚女性を指す『Miss』を訳したものだそうです。つまり、結婚していない女性。どっちが若いかと言われたら……(コラ)
- エミリー・ジャクソンさん→ジェーン嬢が確定できれば消去法。薬指に指輪をしていたらしいが、当時は気付かなかった。
あと、ここで地味に特定可能なのが、ヘンリー・ブレナン氏。
ランケ氏の死ぬ間際、ウィリアム氏がブレナン氏に救急箱を持ってくるよう頼むのですが、恐らく多くのプレーヤーを勘違いさせたシーンですねぇ。
救急箱を頼む
→呼んだ相手(ブレナン氏)は船医に違いない
→ブレナン氏を名簿で調べる
→ブレナン氏の職業は甲板員
→あれ?????
まー、あのタイミングで船医がもう脱出してた事なんぞ、最初にこの場面を見た時は知る由もないですからね。
そして、第10章まで生き残っていたブレナン氏のスケッチの顔が、このタイミングで鮮明になるので、しっかりその瞬間を確認できていれば特定は難しくないのですよ。
ただ。
上のせいでパニックに陥る
→気を取られて顔が鮮明になった事に気付かない(もしくは見ない)
→ブレナン氏の特定に時間が掛かる
というルートを踏んでしまった方は、多いのではないでしょうか。
あと、ウィリアム氏が呼んだ時に彼が耳に手を当てているので、これもブレナン氏だと特定できる要素ではあるんですよ。
ただこれも、初見で判断するのは結構難しい。
正直、わたくしもあのポーズが自分の名前が呼ばれたような気がして聞き取ろうとしていたのだと理解したのは、身元を特定した後でした。
③考察
この章で亡くなった人のうち、クレスティル氏以外は全員同士討ちで殺されたという衝撃の事実。
何という事だ……脅威が去ったというのに、潰し合いをしてしまった悲劇がここにある。
第9章-1で、船長がクラーケンについて『追い払った』と発言した事が明らかになっているのですが、それを疑っていた乗組員が少なからずいたのは間違いありません。
クレスティル氏しかり、この後で語るヴィアテル氏やデービーズ氏もしかり。
クレスティル氏が今際の際に放った、『呪いは自然に解けはしない』。
これは確かに、人魚が貝殻を持って逃げた事によって解けた(と思われる)のですが、少なくともその事実をあの場にいる三人は知らなかった筈です。
何故なら、ヴィアテル氏が人魚と貝殻を売ろうと計画していましたのでね。
万が一反乱が成功していたとしても、辿り着いた先で倉庫を見たら鍵が掛かってるわ、鍵見当たらないわ、錠前を叩き壊したとしても中には船員の死体2つと人魚の死体2つ……濡れ衣着せられて収監されるより、あの死はマシだったのかどうなのか。
ついでなので、ヴィアテル氏の話を。
この人は血気盛んなのが災いしましたねぇ……ウィリアム氏がランケ氏を見て『ひどい切り傷』だと言ってましたから、ナイフで相当切り付けた事になりますが、あそこまでやって銃を撃とうとしたのはさすがにやり過ぎ。
そりゃデービーズ氏に止められるわい。
もうちょっと賢ければ、ランケ氏を仲間に引き込むとか上手いやり方を思いついたでしょうに。
続いては、第9章-2。
脱出しようとした一行に襲い掛かったボルコフ氏ですが、あの時どういう心境だったのか。
救命ボートが無くなる事を恐れたにしては、モス氏を殺した上にボートへ乗り込もうとするようにオブラ・ディン号の縁に立ってましたから、明らかに過剰反応。
ましてや、『行かせろ』と言った船長命令を完全に無視しましたからね。
『お前らだけ逃げてズルいぞ!』と思っていたのかもしれません。
そんな彼は、第9章-3でエミリー・ジャクソンさんに撃たれるという結末を迎えた訳ですが、冷静に考えたらあの光景はヤバい。
まだボートが海面に降り切ってなかったとはいえ、エミリーさんは銃弾一発でボルコフ氏を死に至らしめたからです。
どれだけ優れた銃の腕前よ!
正直あの人、面構えが明らかにどっしりして、只者じゃない感満載だったもんな。
ただ残念な事に、それがジェーン嬢との顔と名前の紐づけに全く迷わない要素となってしまった(コラ)。
ちなみに、エミリーさんとモス氏の関係、乗組員と客の間柄にしては距離感が近過ぎるような気がしています。
まず、彼女がモス氏を『ポール』と呼び捨てにしている。約半年同じ船内にいたとはいえ、乗務員相手にそう簡単に親しくなるとは考えにくい。
次に、彼女は左手の薬指に指輪をしている事から既婚者。さすがに立場上、他の男性相手に必要以上接近するのはよろしくない(夫に不満を持っているなら話は別)。
そしてやっぱり、ボルコフ氏を銃で殺したのは余りにも苛烈。
モス氏が刺された瞬間の顔は悲壮感ありましたし、『よくも私の大事な人を殺したな!』という怒りからの行動のようにしか見えないのですよ。
なので、アビゲイルさんとマーティン氏の関係性のように、以前から何らかの繋がりがあったのではないのかな、と。
この二人が一緒に登場するシーンはそんなに数が無いので、推測の域は出ません。その点だけは悪しからず。
続いては、ヴィアテル氏を一応止めたのにブレナン氏に撲殺されたデービーズ氏。
ブレナン氏もなかなかよ……『何をした!?』って問い掛けただけで、デービーズ氏の弁解を待たずして殺してるからな。
要因として考えられるのは、ランケ氏を手に掛けたのもデービーズ氏だと、ブレナン氏が勘違いした可能性。
ランケ氏はこの時点で息も絶え絶えですからねぇ、二人も殺しておいて弁解の余地無しと判断した、というところでしょうか。
まー、ホクセン氏の処刑の時も、ブレナン氏が唯一銃弾を当ててましたから、甲板員の中では戦闘能力が一番高かったのかもしれない。
それにしては、力の発揮のしどころがそれなりの割合で間違っているような気がしないでもないですが。
ランケ氏は、仲間の死を間近で見てきてもなお、船長を裏切るつもりは無かったのでしょう。
反乱計画を聞いても、自分も加わりたいとは言わず、反乱を知らせる側に回りましたからね。
ミルロイ氏を結果的に死なせてしまった責任を感じていたからこそ、オブラ・ディン号における自分の役目を全うしようとしたのかもしれません。
それが、ヴィアテル氏の逆ギレで死ぬ事になろうとは……ある意味、士官候補生の中では一番報われない人生の終わり方だったかも。
最後は、失踪者の皆様方。
エバンズ氏がモロッコから手記を東インド会社へ送り付けた事から考えれば、残りの3人も同じくモロッコで生存している、でないと情報が少なすぎて説明がつきません。
正直、これでもしイングランドに帰国していたというオチなら、その情報をどっかで寄越せという怒りの声が殺到する事必至。
生存の選択肢の中にモロッコを置かず、アフリカ大陸にしたのは、わざとかな?
モロッコが世界の何処にあるかぐらい、知識として頭の中に入れておけという事なんでしょう。
うろ覚えでごめんなさい(検索したヤツ)。
ちなみに、脱出から4年経っているにもかかわらず、エバンズ氏たちが未だに故郷へ帰っていないのは何故なのか?
調べたところ、1807年当時のモロッコは鎖国状態。
また、フランス駐在所に身を寄せていたようなんですが、その時は皇帝ナポレオン率いるフランス軍と欧州諸国が、戦争をしている真っ只中だったらしいんですよ。
当然ながら、彼らの母国であるイングランドも、フランスと戦っている最中。
なので、そんな時にモロッコから帰国すれば、出国してから何をしていたかを間違いなく尋ねられ、フランス駐在所に世話になったと話せば売国を疑われる、ある意味で自殺行為。
そのままモロッコで生活を続けるのが無難だ、という事になったのかもしれません。
今回はここまで!
次回は、第10章を振り返ります。
物語は遂に、結末を迎える……
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