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刺激が無いと慣れてしまうというのは、よく聞くお話ですよね。
『Return of the Obra Dinn』の場合、2回目調査へ出向く時間がなかなかとれないまま本日に至り、その間に色々なゲームのイベントがやって来て、それをやっているうちに熱量が下がってしまうという。
回復の手段として、とあるVtuberさんが途中まで実況した続きを待っているところなんですが、1ヶ月以上経っても未だに続きの配信が来ない……もう諦めた方がいいかもしれないな;
それはさておき。
今回は『Return of the Obra Dinn』第8章について、毎度の事ながらネタバレガツガツで語ります。
続きに納めますので、見る時は細心の注意を払ってくださいまし。
一度クリアしてからの閲覧を、強くお勧めします。
『Return of the Obra Dinn』の場合、2回目調査へ出向く時間がなかなかとれないまま本日に至り、その間に色々なゲームのイベントがやって来て、それをやっているうちに熱量が下がってしまうという。
回復の手段として、とあるVtuberさんが途中まで実況した続きを待っているところなんですが、1ヶ月以上経っても未だに続きの配信が来ない……もう諦めた方がいいかもしれないな;
それはさておき。
今回は『Return of the Obra Dinn』第8章について、毎度の事ながらネタバレガツガツで語ります。
続きに納めますので、見る時は細心の注意を払ってくださいまし。
一度クリアしてからの閲覧を、強くお勧めします。
うし、解禁!(`・ω・´)=3 フンスッ
目次はこちらー。
- ガッツリハマってしまったぁよ(ネタバレなしレポ)
- ネタバレレポの始まり
- オブラ・ディン号の足取り
- 全体の考察・残された謎
- 『メメント・モーテム』とヘンリー・エバンズ
- 『取引』とオブラ・ディン号の末路
- 貝殻を取り巻いたモノたち
- 損害査定書
- 考察サイトで拝見した興味深い説
- 小ネタ集
※更新したら、リンクを追加します。
また、書きたい事を思いついたら、随時項目を追加します。
なお、章の下にある見出しはその章の記事にだけ載せ、別の記事では畳みます。
第8章 取引
①ストーリー
オブラ・ディン号上の捜索では、この章の内容は全く分かりません。
情報を完成させた手記を受け取ったヘンリー・エバンズ氏が、手記を保険調査官へ返送した際に明らかにするお話です。
なので、ゲーム中の時系列ではラストで見る事になりますね。
ジョン・ネープルズ氏を結果的に殺害した事で、船尾倉庫に監禁されたフィリップ・ダール氏。
一緒に詰め込まれたフォルモサの荷物を開封し、イトベン氏が謎の液体に沈めた貝殻を見つけて引き揚げます。
当然ながら彼も、イトベン氏と同じく右腕が焼けて命を落とします。
その後、クラーケンの襲来に怒った船長が船尾倉庫へ乗り込み、人魚にクラーケンを帰らせるよう迫ります。
そして、柵越しに銃弾を人魚に撃ち込み、1体目を殺害。
続いて船長は2体目の人魚に迫り、『クラーケンが鎮まれば命を助ける』と言いますが、逆らう態度を見せたようでこちらも襲撃。
銃弾が尽きたのか、今度は槍で2体目を殺害します。
そこから話が飛び、船長は貝殻を持っていない3体目の人魚には何もせず、船尾倉庫を離れます。
入れ替わりで、三等航海士のマーティン・ペロット氏と一等航海士付き司厨手のポール・モス氏、四等航海士付き司厨手のデービー・ジェームズ氏が船尾倉庫に。
マーティン氏は人魚に『お前を逃がしに来た』と言い、ダール氏が取り出した貝殻を渡してモス氏とジェームズ氏に人魚を主甲板へ運ばせます。
しかし、柵を開けた時にマーメイドがトゲを放ち、それに刺さってしまったマーティン氏はそのまま息を引き取ってしまいました。
その後、エバンズ氏が現れてペットの猿を船尾倉庫に押し込み、何と窓越しに射殺!
この猿の手のミイラが、最後に『メメント・モーテム』で第8章を埋める為のトリガーになります。
②謎解き
この時点で死因不明は残り二人しかおらず、迷う要素もそこまで無いので、謎解きと言っても正直1ピースだけのジグソーパズルを埋めるだけのレベルですね。
マーティン氏は第7章のラストで名前が出ているので、身元特定は早い段階で出来る筈。
死因も一目瞭然です。
一方、ダール氏は第5章のラストで身元の特定が可能。
死因は一見してちょっとよく分からない感じですが、状況としてはイトベン氏と全く同じなので、イトベン氏の死因と同じものを入れれば確定できます。
③考察
ここでの本流は人魚との取引だと思いますが、これを語ってしまうと相当長い上に、ある意味全体を通しての話になってくるので、別枠とさせていただきます。
今回はそれ以外をテーマに。
まずはダール氏について。
ダール氏がフォルモサのチェストを探した理由は、魔物の真実を知っていたであろう事を踏まえると、人魚を鎮めるべくチェストに入っているであろう貝殻を探したのではないかと。
で、謎の液体は『水銀か……?』というセリフから推察するに、少なくとも銀色の不透明な液体である事は間違いなさそうです。
引き出しが開いてなかったのは、人魚が大人しく連れてこられた状況から既に液体の中だろうと見立てていたのかも。
調べたところ、水銀はアンモニアとハロゲンに反応し、火災や爆発の危険があるそうです。
となると、あの貝殻はアンモニアとハロゲンで出来てるのかな?
ただ、あの摩訶不思議なビームが出たの、貝殻を突っ込んだ時だけだったからな……化学反応だったら終始出てないとおかしいから、違う気がする。
ダール氏のこの行為が結果的に功を奏したので、まさに陰の功労者の一人。
残念なのは、誰にも褒められない悲しみ……;
褒められないと言えば、わたくし以外でこの推測をしている人が今のところ誰も見当たらなくて、大抵狂った人扱いされてるダール氏。
いやいや、ダール氏が貝殻を出してなかったら、この後人魚が大人しくならなかったでしょ。
ちなみに、ダール氏の左腕に鎖のちぎれた手枷が付いているんですが、どうやら倉庫へ入れられた時には自由に動けないようにされていたようです。
ダール氏が倒れていた反対側に、元々繋がれていたと思われる鎖が残っていました。
切断方法は、食事として差し入れられた皿を割って使ったと考えられます。
白黒なので素材までは分からないのですが、揺れる船内で割れやすい陶器の皿を使うとは思えないので、金属製ではないかと。
ちなみにその2、ダール氏が死に際に放ったセリフ『何て美しい……!』ですが、これは直訳ではないそうです。
英語で言うところの『Oh my god!』に当たるのだそうで、そうなると『何という事だ……!』が正確な日本語になりますかね。
恐らく貝殻を印象付ける為に、『美しい』がチョイスされたと考えられます。
ただ正直、それよりももっと有益な言葉を残しておいてほしかったと思わずにはいられない(コラ)。
続いては、エバンズ氏のペットの猿。
まさか主人に殺されるとは思ってなかったに違いない。
しかも、目的が残留思念を辿らせる為だからな……エバンズ氏が自ら『ろくでもない事だ』と言ったのも、こういう状況でなければ確かにな、と思ってしまう。
ミイラとなった猿の手は、手記と一緒に保険調査官へ送付され、それを『メメント・モーテム』で見る事で第8章の内容が明らかになります。
とはいえ、死んで5年(手記が返送されてきたのは、調査から1年後)も経過した猿の手が入った小包を、運ばされる羽目になった人たちが何とも言えない……保険調査官のホームキーパーさんが『ひどい臭いだこと!』と吐き捨てたぐらいですからね。
臭いに寛容というか、現代ほど神経尖らせてない時代でその発言ならば、本当に強烈な悪臭だったに違いない。
むしろ、そんな悪臭に塗れた小包をよく拒否しなかったな運送屋。エバンズ氏から事前に、相当なお金でも貰ってたんだろうか。
よくよく考えたら、小包が届いたのも結構遅い時間だったようですからね、当時の正規ルートではなかった可能性も高いですな。
それなら、返送されてくるまでに1年も掛かった事も納得がいきます。
最初に手記と『メメント・モーテム』が届いたのが、オブラ・ディン号発見からそんなに日数経ってない時の筈なので、両方とも同じルートでの配送であれば、掛かる時間に余りにも乖離があり過ぎる。
ちなみに、猿の事が手記で『賢く性悪』だと表現されていましたが、あれはどういう意味なんだろうか?
ネットで調べたところ、それはネープルズ氏の右脚が関係しているのではないかと。
ネープルズ氏が亡くなった時に切られた右脚が行方知れずとなっており、彼が倒れていた場所から船尾倉庫の近くまで移動していたんですよね。
残留思念を見るトリガーになったのがその右脚だった為、残っていた事で結果的には第5章の経緯を辿れた訳ですが、じゃあ何で現場からそんな離れた場所にあったんだと。
で、それが猿の仕業なんじゃないかという推測が上がってたんですよね。
ダール氏が拘束された方とは逆の通路に、血痕がポツポツと奥まで続いているんですよ。
エバンズ氏がネープルズ氏の介抱をしていたので、ペットの猿もその場に居合わせていた可能性は高いです。
切断された右脚をかっさらって、オモチャにしたという事か……だとしたら、確かにそれは性悪。
残留思念からは直接足のあった場所には行けないので、これ自体は推測するしかないんですが、他にも性悪な事が分かるシーンあるのかな?
最後に、皆さんにお伺いしたい。
この第8章を見た後、正直言って拍子抜けした気持ちになりませんでしたか?
『いや、この内容で他者の目にさらす時ではない……?』みたいな。
エバンズ氏があそこまで言うのなら、残留思念でこの事件に関する核心に迫った発言があって、それをおいそれとは見せられないから伏せたんだろう、と思ってたんですよ、わたくしは。
が、蓋を開けてみれば謎めいたところは結局そのまま、明確に分かったのはマーティン氏とダール氏の死と、人魚2体が死んで1体は逃がされた事、そして猿が射殺された事くらい。
あと、状況からして猿の手なしに、オブラ・ディン号で第8章の内容を辿る事は不可能だった。
なので、エバンズ氏が伏せたのは単に、プレイヤーの腕前が信頼に値するかどうかを試したかっただけなのではないかと思っています。
それから、よくよく考えればあの悪臭漂う猿の手を最初から送り付けるのは、不可能だったんではないかと。
先程書いた通り、正規ルートだと配送を拒否される可能性が高いのでね。
今回はここまで!
次回は、第9章を振り返ります。
怪物によって撃ち込まれた猜疑心の芽が、徐々に広がっていく……
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