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わたくしのGW2日目です。
連休になったらあれをやろう、これをやろうととか考えていたのに、いざその日が来たらいつもの休日と同じように過ごすのは、よくある話。
特にわたくしは追い詰められないと動けないタイプで、そのままじゃ自分が困る、とならないと行動を起こせないのですよね。
だから、空いてるスペースに色んな物が溜まっていくんだよな……しかも、それで生活できるから余計に;
それはさておき。
今回は『Return of the Obra Dinn』ネタバレ考察第5弾!
手記の第4章を中心に語ります。
続きに納めますので、見る時は細心の注意を払ってくださいまし。
一度クリアしてからの閲覧を、強くお勧めします。
連休になったらあれをやろう、これをやろうととか考えていたのに、いざその日が来たらいつもの休日と同じように過ごすのは、よくある話。
特にわたくしは追い詰められないと動けないタイプで、そのままじゃ自分が困る、とならないと行動を起こせないのですよね。
だから、空いてるスペースに色んな物が溜まっていくんだよな……しかも、それで生活できるから余計に;
それはさておき。
今回は『Return of the Obra Dinn』ネタバレ考察第5弾!
手記の第4章を中心に語ります。
続きに納めますので、見る時は細心の注意を払ってくださいまし。
一度クリアしてからの閲覧を、強くお勧めします。
うし、解禁!(`・ω・´)=3 フンスッ
目次はこちらー。
- ガッツリハマってしまったぁよ(ネタバレなしレポ)
- ネタバレレポの始まり
- オブラ・ディン号の足取り
- 全体の考察・残された謎
- 『メメント・モーテム』とヘンリー・エバンズ
- 『取引』とオブラ・ディン号の末路
- 貝殻を取り巻いたモノたち
- 損害査定書
- 考察サイトで拝見した興味深い説
- 小ネタ集
※更新したら、リンクを追加します。
また、書きたい事を思いついたら、随時項目を追加します。
なお、章の下にある見出しはその章の記事にだけ載せ、別の記事では畳みます。
第4章 出現
①ストーリー
目的を果たし、まんまとオブラ・ディン号から逃げおおせたエドワード・ニコルズ一味。
カナリア諸島を目指してボートを漕ぎます。
一方、人質にされたフォルモサの二人は、箱(荷物)と『魔物』を気にしていました。
次の瞬間、ホン・リ氏が海から飛んできた槍に胸を射抜かれてしまう!
投げた主は――髪の長い人魚。
『魔物』だと声を上げるフォルモサの二人、片やパニックに陥る船上。
続いてパトリック・オヘーガン氏が、別の人魚が投げた槍の一撃を頭に受けて倒れます。
縛られていたシア・イトベン氏は、ホン・リ氏に刺さった槍の先端で縄を切り、自由の身に。
荷物へ駆け寄ると、船底に落ちていたナイフを手にし、二等航海士付き司厨手のサミュエル・ギャリガン氏を刺して殺害します。
そして、荷物の引き出しから貝殻を取り出して、荷物の上部に蓄えられている謎の液体に腕ごと突っ込みました。
すると、そこからビームのように見えるものが噴出して人魚たちを一斉に攻撃!
しかし、イトベン氏も無事では済まず、右腕が骨だけになった状態で息絶えます。
また、彼が命懸けで守ろうとしたリム・ブンラン様は、既に背後から人魚の爪で首を掻き切られてしまっていました。
その他、ボートに乗り込んでいたアラルクス・ニキシン氏とアレクセイ・トポロフ氏の二人は、人魚によって海中に引きずり込まれてそのまま溺死。
そして、ニコルズ氏は人魚襲撃の間、船底で頭を抱えてうずくまっており、驚異が無くなった途端に気絶した人魚たちをボートに引きずり込みます。
重量オーバーになるからか、フォルモサの二人以外の死体は容赦なく海に捨てられた!
一人オブラ・ディン号へ帰ってきたニコルズ氏でしたが、フォルモサの衛兵、タン・チョウ氏が彼に向けて銃を発砲。
降伏を訴えるも、敢え無く死に至らしめられるのでした。
②謎解き
ここは一人を除いて、身元を特定するのは比較的難しくない部類なのではないでしょうか。
時系列を遡って見ていきましょう。
- ニコルズ氏→第3章-1でパスクア氏に『シニョール・ニコルズ』と呼ばれていたし、第4章-3でギャリガン氏からも『サー・ニコルズ』と呼ばれていた。そのものズバリ。
- イトベン氏→第4章-2で、リム様に『ベン!』と呼ばれていた。下の名前一文字だけというフランクな感じからして、じいやみたいな立場だったのだろうか。
- リム様→第3章-2以降、イトベン氏に『リムさま』と呼ばれていた。
ちなみに、原語の『小姐』は日本語に直訳すると『お嬢様』になるらしいので、それだと特定が難しいからか『リムさま』になったようです。
ただ、『リム』はあくまでも苗字なので、仕えているお嬢様を『鈴木様』と呼んでいるようなもの。それはさすがにおかしい。
『ベン』みたく『ランさま』でも良かったのでは?
- ギャリガン氏→第3章-2で、ニコルズ氏の近くにいた。加えて、司厨手の服装を把握していれば早い。ちなみに死因は、第4章-4の死体に刺さってるナイフで分かる。
- オヘーガン氏→第4章-3で、ギャリガン氏に『オヘーガン!』と呼ばれていた。そのものズバリ。
- トポロフ氏→第2章-1でパイプの入ったバッグが47番のハンモックにあり、そのパイプを咥えていた。更に、第4章-2でロシア語を喋っていた(声の出演より)。
- ニキシン氏→消去法。ロシア三人衆のうち、トポロフ氏は上述で確定、レオニード・ボルコフ氏は以降の章で確定が可能。よって、残る一人が彼。
さぁ、ここまで書いたならお分かりでしょう、特定が厳しい一人!
フォルモサ語が多少分かるという中国人確定要素を出しておきながら、それ以外の決め手が全く見えてこずに多くのプレーヤーを悩ませたホン・リ氏です。
最初のネタバレ記事でも書きましたが、決定打は……靴!
ホン・リ氏は、中国人檣楼員の中では唯一、足首まである黒い靴を履いています。
この靴を履いた足が、第2章-1で40番のハンモックから出ている、これが証拠になる訳ですね。
③考察
オブラ・ディン号が辿った経緯の中で、ここが一番意味分からん事が起こってると言ってもいいでしょう。
それもごもっとも、知ってる人間は全員死んでしまって、我々に説明なぞしてくれないのだからな……(開発者除く)
まずは、前回の続きから。
ニコルズ氏の悪事その6:判断ミスで部下を実質見殺しにし、自分だけ助かる
人魚の襲撃が始まった時、ニコルズ氏は武器を手に取って迎撃するよりも、漕ぎ続ける事を選択します。
しかし、泳力という意味では圧倒的に人魚側が有利なのは明らか。逃げられる筈がない。
この判断ミスによって、オヘーガン氏が槍で死に、トポロフ氏とニキシン氏が海中に引きずり込まれます。
そして、ギャリガン氏から銃を撃つよう助けを求められるも、怖気づいたのか何もせず。
あろう事か、船底にうずくまって驚異が去るのを待った結果、人質にしたフォルモサ人すらも死なせてしまいました。
まさに、リーダーにあるまじき行為!
『危機に見舞われた時こそ、リーダーとしての資質が問われる』という言葉はよく聞きますが、これに照らし合わせれば、ニコルズ氏は間違いなく資質ゼロ!
何故こんな体たらくで、商船のトップ3に座る事が出来たのか!?
オブラ・ディン号を取り巻く謎のうち、『ゲスの極みなニコルズ氏が二等航海士になれた謎』は永久に解けないでしょうなぁ。
そして、こちらが最後。
ニコルズ氏の悪事その7:人魚を持ち帰る為に部下の死体を海に捨てる
第5章で詳しく書きますが、あの当時のイングランドは珍しい生物が手に入ったら国に捧げていたのですよね。
なので、カナリア諸島への逃避行が失敗に終わり、部下も人質も死んだ今、反乱者の汚名を返上するには人魚を持ち帰るしかなかった、それは理にかなっている。
ただ、付いていくと決めた人からこんな仕打ちを受けたと知ったら、死んだ仲間たちはどう思うのだろうか……少なくとも、穏やかにあの世へは行けない。
ギャリガン氏は、『お前なんか『サー』付けて呼ぶ男じゃねぇ!』と言ってそうですよねぇ。
『サー』=Sirは、尊敬に値する男性への呼びかけに付ける単語なので。
なお、フォルモサの二人の死体を連れ帰ったのも、人質が死んだのは怪物の襲撃を受けたのが理由だ、という事を説明するには必要だったから、といったところでしょう。
やっぱり打算的だ……
こうして7つもの悪行を働いたニコルズ氏の最期は、因果応報、下されるべき鉄槌!
主が死んで帰ってきたあの光景を見て、もしタン・チョウ氏が何もしなかったのなら、それはかなりの頭脳明晰です。
下手に殺すと後々ろくな事にならないと理解して、冷静に振舞う事を意識しないと無理。
そうならなかったところに、人間の行動原理に基づいた生々しさを感じる。
あと、チョウ氏も英語を知らないので、英語で『撃つな』と言われても意味は分からんかったでしょう。
分かったとしても、絶対に従わなかったでしょうが。
ただ、1つだけニコルズ氏に感心したのが、よく一人でオブラ・ディン号に合流できたな、と。
ボートを繋いでいたとはいえ、二人の死体と人魚3体、なおかつ積み込んだ荷物も恐らくほとんど手付かずの状態ならば、浮力でそこまで重さを感じないと想定してもかなり大変な筈。
『戻ってきた』のセリフからして、オブラ・ディン号が追いついたのは考えにくい。
つまり、ニコルズ氏一人の力で二艘のボートを漕いできた事になります。
何故その力を、もっと真っ当な方向に使わなかったし。
性根さえ腐っていなければ、間違いなく優秀な船乗りになっただろうに……
続いて、前回軽く触れたフォルモサの通訳について。
『あのレベル』と書いた理由ですが、それがホン・リ氏が最後に遺した言葉で分かります。
『妙な事言ってやがります!魔物がどうとか……』
まー、何の知識も無い状態で魔物が現れるとか聞かされても、確かに『は?』とはなる。
ただ、伝えるんだったら最後にイトベン氏が話したセリフ『魔物が現れたら伏せろ』を、フルで伝えるだろうと思うんですよ。
それが、『どうとか……』と言っている時点で、フォルモサの会話を細部まで理解してないな?と判断しました。
実際に伏せてたニコルズ氏は(イトベン氏のおかげだが)人魚の襲撃を生き残ったので、イトベン氏の言葉がちゃんと伝わっていたら犠牲は最小限で済んだ可能性もある。
それから、ギャリガン氏が既に死んでいるオヘーガン氏に、『オヘーガン!生きてるか?漕げそうか?』と呼び掛けてましたね。
あれで、少なくともオヘーガン氏が一味の中にいるのは確定したものの、オヘーガン氏を特定した後で『何で頭に槍が刺さったあの状態で、生きてると思ったのか?』と、疑問に思ったプレイヤーは多かった事でしょう。
で、第4章を頭からよく見返してみると、ギャリガン氏はオヘーガン氏とは別のボートに乗っていて、ずっとオヘーガン氏のボートに対して背中を向けているんですよ。
オヘーガン氏に槍が刺さったあの時も、ちょうどニキシン氏が人魚に捕まって海に引きずり込まれるところを凝視していたので、全然見ていません。
なので、とっくにオヘーガン氏がやられていた事を、ギャリガン氏は単純に知らなかったのですね。
一人が槍で死に、もう一人が海に消えて一人となってしまったギャリガン氏は、この時初めてオヘーガン氏が乗っているボートを見たのではないでしょうか。
で、倒れているので『生きてるか?』と呼び掛けた、といったところでしょう。
同じく姿が見当たらないトポロフ氏に対して一切言及が無かった理由ですが、ギャリガン氏とオヘーガン氏は共に、アイルランド出身。
同郷の付き合いだったのかもしれませんね。
ちなみに。
ギャリガン氏はこの後イトベン氏に殺されますが、ニコルズ氏に撃ってほしかったのは、果たして人魚だったのか、それともイトベン氏だったのか?
呼び掛けてすぐに死んでますからね。
この時の音声を、もっとよく聞けば分かるんだろうか……要検証。
あの状況でイトベン氏がギャリガン氏を刺した理由も、ちょっとハッキリしないところです。
可能性としては、人魚たちに自分が敵ではない事をアピールする為に、ギャリガン氏を刺したのではないかと。
あの後に発したセリフと、ボートを掴んでいた人魚が離れていた事などを踏まえると、イトベン氏の言動で人魚が攻撃モードを緩めたと見受けられます。
イトベン氏にとっては、ただでさえ自分たちを拘束して拉致した連中ですからね、人魚から守る義理なぞ無いと判断したのでしょう。
結果、損害査定書で乗員殺害の罰金課せられましたが……;
さて。
この章のメインである人魚や、出現の鍵を握る貝殻・箱などについてですが、さすがにここで語るには長くなりすぎてしまう事間違いなし。
なので、別枠の『貝殻を取り巻いたモノたち(旧題:フォルモサと王族と貝殻)』で考察していきたいと思います。
この章だけで片付く話でもないのでね。
今回はここまで!
次回は、第5章を振り返ります。
物語は次第に不穏な影を落としていく……
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